早くも2回観に行ったのではありません(笑)
いつもより早く目が覚めて布団の中でウダウダ考えていて、せっかくだからブログにしよう、と思いました。
ネタバレありです。
まだ観ていなくて、これから観に行く予定があるという方はご注意ください。
このドラマ、大きく5カ所を行ったり来たりしながら進行します。
主な5カ所と、そこで主に活動する人物をまとめます。
1)宮坂家
・宮坂春彦(売れない作家/伊嵜充則)
・宮坂すみれ(春彦の妻/今井ちひろ)
・赤星珊瑚(すみれの妹/河村唯)
・伊勢崎三郎(春彦の親友/熊野義啓)
・永島泳児(宮坂家の隣人/相楽清仁)
2)病院
・西尾セツナ(病人/仲川遥香)
・真野深海(病人/松原夏海)
・芳賀唯子(看護士/釜野真希)
3)秘密の部屋
・池内創(政府機関の男/高橋良輔)
・密田英介(池内の同僚/丸山正吾)
4)出版社
・真野千歳(編集者・深海の母/藤原真紀子)
・麦倉紺(千歳の部下/前田峻輔)
5)キャバクラ付近
・中野暦(キャバ嬢/民本しょうこ)
・恩田永遠子(キャバ嬢/渡辺ありさ)
まあ、各キャラクターが他の場所にも出現するのは当然として。
話の大きな流れをまとめるとこういうことです。
池内は政府から人類の滅亡が間近に迫っていることを知らされる。
池内はトップシークレットである人類の滅亡をリークし、人が狂っていく様を観察するのを楽しむようになった。
そこで狙われた一人が宮坂春彦。
世界の滅亡をハッピーエンドに仕立てた物語を書いてくれ、という依頼をだす。
報酬は破格の5,000万円。
池内は春彦の生活が苦しいことを知っており、依頼を受けるだろうとふんでいる。
かつ、ハッピーエンドで世界が滅亡する作品など書けるわけがない、と苦しむ姿を観察して楽しもうという目論見。
悩んだ末、貧しい春彦は依頼を受ける。
一方、病院では心臓に重い病気を抱えているが元気にはしゃぐ西尾セツナ。
人間は幸せになるために生まれたのだと信じているセツナ。
もうすぐ死ぬ自分にとって、幸せとは何なのか、残された短い時間を使って懸命に答えを探す少女。
その手がかりを探すため、ボイスレコーダーで「あなたの幸せは何ですか」とインタビューをして回る毎日。
セツナは患者友達の深海から宮坂が昔出版した一冊の本を借り、感銘を受ける。
明日が楽しみになる優しくて幸せな物語らしい。
ある日、偶然出会う池内とセツナ。
池内はセツナと交流することで徐々に優しく人間らしい気持ちを取り戻していく。
が、そんな自分を否定し抵抗してセツナの大事なボイスレコーダーを壊してしまう。
その後セツナの容態が急変したことを知り、激しく後悔し困惑する池内。
宮坂春彦のもとを訪れ、「世界の滅亡がハッピーエンドになる物語」の完成を急ぐよう懇願する。
今度は、人を苦しめるためではなく、自分が傷つけたセツナの心を救うために。
とまあこんなところでしょうか。
キャバクラとかどこに関係してくるんだよ!
短くまとめると割愛せざるを得ませんでした(笑)
メインの話とずれた所に大事なものがたくさんあるのですが書くときりがないので。
さて、前回も書いたとおり、夏海ちゃんの熱演で思わず涙を誘われたわけですが、
それはセツナが死んだ後、見舞いに来た母親に悲しみをぶつけるシーンです。
「人間は何のために生まれてくるの?
どうしてあの子が死ななきゃいけないの?!
もっと他に死んでいい人がいるんじゃないの?!!」
セリフの細部はちょっと違うかもしれませんが。
あれは名シーン過ぎてメイキングのDVDにも入っていませんでした。
夏海ちゃんの深海ちゃんに感動した話はさておき、
「舞台全体としてもの凄く感動した」とまではいかなかったのですが、その原因はおそらく2つ。
まず、お尻が痛かったこと(爆)
これ、「ポチッとな。」の時もそうだったのですが、クッションは置いてあるんですけど椅子が硬い。
次行くときは自分でもクッションを持って行こうと思います。
それから「池内がセツナと交流して心を取り戻す」というのが初日ではあまりしっくりこなかったこと。
ちょっと違和感がありました。
そして、そこがこの物語の一番のテーマというかキモなので。
天真爛漫な少女の役は怪獣少女(はるごん)でぴったりだと思うし、
心の底に善良さが残っている悪人・池内を演じる高橋さんもまさにそんな感じだったのに、何ででしょう。
まあ、これから回を重ねて行くにつれて、しっくりくるようになると期待しています。
来週はそこがどう変化しているのかを観るのが楽しみです。
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