「対価」・・・労力・財産などを与えた報酬として受け取る財産上の利益。(旺文社国語辞典第八版)
どうやら日本では選挙の結果、自民党政権となり、第二次安倍内閣となっているらしい。
おかしいな。
選挙は大島優子が圧巻の票数を獲得したはずなのにまったく反映されていないじゃないか。
ということを言っていると「松原夏海は?」ってなって自爆するコースなのでやめておこう。
安倍政権はデフレ脱却を目指すらしい。
あそ。
確かに、値段が安いということに過剰な価値を見出しすぎているような気がする。
安いものには安い理由がある。
たとえば、安い原料を仕入れる、とか、手間暇を省く、とか、安い労働力を使う、とか。
だから安いものができる、って当たり前。
安い原料=海外からの輸入
手間を省く=人手の削減
安い労働力=海外労働者、非正規社員
必ずしも上記の通りではないかも知れないけれど、ある程度あてはまっているはず。
日本の景気が悪いことの原因の一つは雇用の悪化。
そりゃ、雇用も悪化するでしょうよ。
だって、海外から原料を輸入して、海外の労働力を使って、
なおかつ人手を削減しないと安いものは作れないんだもの。
モノの値段(対価)には意味がある。
『xxxHOLiC ~ホリック~』というマンガがある。
今年の2月から新シリーズが開始するらしく、楽しみ。
そのホリックにこんなセリフがある。
与えられたモノには須くそれに見合うだけの代償、対価が必要なのよ
与えすぎてもいけない
奪いすぎてもいけない
過不足なく 対等に 均等に
でないとキズがつく
現世の軀(からだ)に 星世(せいせ)の運に 天世(てんせ)の魂に
霊能力者(というだけでは済まされないような能力者)壱原侑子(偽名)のセリフ。
これはこの作品を通してずっと貫かれている。
あまり凄い術を使うと相手から大きな対価をもらうことになるから小さいことしかしてあげなかったり、
壱原侑子のあとを継いだ四月一日君尋(わたぬき きみひろ)が安すぎる対価で仕事をして自らが傷ついたりする。
日本(だけじゃないかもしれないけど)はモノに安い値段をつけすぎて(対価が釣り合っていなくて)
自分自身を傷つけているんじゃないか、という気がする。
単にデフレ脱却してモノの値段があがればいい、ということではないだろう。
とにかく雇用が安定しないと。
雇用の安定もコミでデフレ脱却する策を打って景気が良くなればいいなと思う。