源氏物語~帚木~(35)


光る君は、かわいそうな気もしたのですが、いったいどこからそのような言葉が生まれ出るのでしょうか、

いつものように、しみじみ心を動かされるような甘い言葉を深い情愛をこめておっしゃるのですが、

女君としては、やはりとても動揺したままで、

「信じられません。

取るに足らない身とはいえ、私の名誉をお汚しになった、そのお心はどうして浅はかだと思わずにいられましょうか。

本当に、私のような身分の者は、その身分に応じて生きているのですから…」

と言って、光る君が強引に迫りなさるのを、心底から情けなくつらいと思い込んでいる様子も実に憐れで、

気が引けてしまうような雰囲気だったものですから、

「私は、その身分による違いというものをまだよく知らない未熟者なのですよ。

あなたが私のことを平凡な連中と同じように思っていらっしゃるのは情けないことです。

自然と私の噂を耳にすることもあるのでしょう。

一方的で強引な恋愛など私はこれまで一度もしたことがないのに、こんなことになる宿命だったのでしょうか。

このようにあなたから軽蔑されるのも本当にもっともな心の迷いを、自分自身でも不思議に思います」

などと、真面目になって色々とおっしゃるのですが、

比類ない光る君のご様子を前にすると、いっそう深い関係を結ぶことが心苦しくて、

「頑固で気に入らないと思われるかもしれないけれど、そのようなつまらない女としてやり過ごそう」と思って、

ひたすらつれない態度を取るばかりでございました。

※雰囲気を重んじた現代語訳となっております。


空蝉ちゃんですが、かなり頑張って抵抗しているようですね。

しかし、光源氏はさすがに口が達者です。

どの口が言った!?((╬ಠิ益ಠิ))

って気はしますけれどもね。笑

こんなに堂々と女性に迫れたらいいなあ、と思わなくもないですけど。

ここまでやったら現在なら犯罪ですけどね。

訴えられたら確実に負けますけどね。

しかし、イケメンでしかも高貴でお金持ちなら訴えられずにすむのかな。

世の中、結局のところ金と権力とミテクレかぁ。

ε- (-●_-`o) ハフ-ン…

 

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