定演で演奏した《アンチェインド・メロディー》はここ数ヶ月、よく聴きました。
この曲を初めて知ったのは中学生の頃だったような気がします。
確かラジオで聴いたんですよね。
NHKの基礎英語みたいなのをやらされていたんですけど、講座の途中で英語の曲が1曲流れるんです。
その時に流れていたのを聴いた記憶があります。
もちろん、The Righteous Brothers(ライチャス・ブラザーズ)のものでした。
とっても気に入った当時の僕は、その頃関内にあったCDショップでシングルを買いました。
当時のシングルCDというのは今と違って小さかったんです。
直径8cmのCDが、細長いプラスチックに紙を貼ったケースに入って売られていました。
この曲は、日本未公開の映画『アンチェインド』(1955年)のために作曲されたそうです。
刑務所を題材とした映画らしいので、そこから解き放たれ(Unchained)て恋人のもとへ、という内容でしょうか?
この時に歌っていたのはトッド・ダンカンという人らしいです。
その後、1990年の映画『ゴースト~ニューヨークの幻~』で再び主題歌に起用されてリバイバル・ヒット。
ここで使われたのが1965年のライチャス・ブラザーズ版です。
ライチャス・ブラザーズ名義ですが、歌っているのは片方(ボビー・ハットフィールド/ジャケット右)だけです。
今回、定期演奏会でソロを吹くにあたって、一番多く聴いたのはやはりライチャス・ブラザーズの歌です。
が、参考にYouTubeで色んなバージョンを聴きました。
少しわざとらしくてねちっこいThe Platters(プラターズ)
衝撃的なドゥワップ・バージョンのVito&The Salutations(ヴィト&サルテーションズ)
超絶カッコイイぜ、HEART(ハート)
他にもたくさん聴きましたが、全部は載せられません。
この曲の決定版は何と言ってもライチャス・ブラザーズ。
しんみりした雰囲気+ラストの力強さはこの曲のあり方を決定づけているように思えます。
(しんみりが行き過ぎた感があるのがハリー・ベラフォンテ。これはこれで好きですが)
ライチャス・ブラザーズ以外で特筆すべきは、最後にあげたハートのバージョン。
特に、ブリッジに入る1’25あたりからのグルーヴ感は最高にしびれます。
これらに並ぶのが、まろwith緑吹の演奏だったのですが(笑)これはYouTube公開しておりません。
演奏中の画像だけUPしておきます。
会場に足を運んでくださった皆さん、来られなくても応援してくれた皆さん、スタッフとして演奏会を支えてくださったWE中山を中心とする皆さん、ゲストとして舞台に花を添えてくださった皆さん、そして何よりこの企画に乗っかり、力を貸してくれた緑吹の皆さん(ホントみんな大好きです!)、本当に本当にありがとうございました!
このバージョンも実に良い。
https://www.youtube.com/watch?v=-giH9a0cxa4