実は西部劇が意外と好きだったりします。
西部劇っていうのは、言わばアメリカの時代劇ですね。
大きく分類すると、①保安官もの,②ガンマンもの,③騎兵隊もの,となるでしょう。
最近日本で公開された映画「マグニフィセント・セブン」は②ガンマンものです。
黒澤明監督の古い日本映画「七人の侍」を西部劇にリメークしたのが「荒野の七人」でした。
その「荒野の七人」の更なるリメークが「マグニフィセント・セブン」です。
「荒野の七人」の原題も「マグニフィセント・セブン」だったので、そのまんまです。
マグニフィセント・セブンを直訳すると「崇高なる七人」という意味になります。
ならず者の大軍をたった7人の勇士が撃破する!
という単純明快でスカッとするストーリー。
「荒野の七人」の主題曲はエルマー・バーンスタインの書いた超名曲でした。
今回のリメイク版でも、このリズムだけがずっと流れていて、オマージュだけかなあ、と思っていたらエンディングで盛大にこの音楽が流れて高まりました。
キタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━ !!!!!
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さて、以下は少しネタバレ含みます。
「荒野の七人」では7人のガンマンのリーダー役がユル・ブリンナー、副リーダー役がスティーヴ・マックィーンでした。
今作ではリーダーがデンゼル・ワシントン、副リーダーがクリス・プラット。
ほほう、主役のガンマンに黒人俳優を据えましたか!
副リーダーはイケメン枠なのでフムフムというところ。
残る4人ですが、
旧作は、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン、ブラッド・デクスター、ロバート・ヴォーン、ホルスト・ブッフホルツ。
今作は、イーサン・ホーク、イ・ビョンホン、ヴィンセント・ドノフリオ、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、マーティン・センズメアー。
◎「ナイフ使い」枠
旧作:ジェームズ・コバーン,今作:イ・ビョンホン
◎「1度離脱して戻ってくる」枠
旧作:ブラッド・デクスター,今作:イーサン・ホーク
◎「撃つのが恐い」枠
旧作:ロバート・ヴォーン、今作:イーサン・ホーク
◎「え?お前が生き残るの?」枠
旧作:ホルスト・ブッフホルツ、今作:マヌエル・ガルシア=ルルフォ
◎「うーん、マンダム」枠
旧作:チャールズ・ブロンソン、今作:なし
ということで、何にも当てはまらないのがマーティン・センズメアーとヴィンセント・ドノフリオです。
マーティン・センズメアーはアメリカ先住民の役で、ヴィンセント・ドノフリオは木こりのような役です。
この2人には、どうして仲間に加わったのかよく分からないという特徴もあります。(←不満)
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旧作「荒野の七人」と共通して、最後に生き残るのは3人でした。
旧作:ユル・ブリンナー,スティーヴ・マックィーン,ホルスト・ブッフホルツ
今作:デンゼル・ワシントン,マヌエル・ガルシア=ルルフォ,マーティン・センズメアー
イケメン枠のクリス・プラットが討ち死にしたのは意外でした。
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とにかく、最後にエルマー・バーンスタインの音楽が流れれば万事OKというところ。笑
何も深い事を考えずに観る娯楽映画もたまには良いでしょう。
でも、すべての西部劇が単なる娯楽映画でスカッとして終わりじゃありません。
《リバティー・バランスを射った男》なんてのはまったく違う系統の西部劇です。
それについてもいつか書いてみようかな。