「ニッチ」とはもともと建築の用語から来ている、とどこかで聞いたことがあります。
改めてニッチという語を調べてみると、「西洋建築で、厚みのある壁をえぐって作ったくぼみ部分。彫像や花瓶などを置く。壁龕(へきがん)」だそうです。
そこから比喩的に隙間の市場を指す言葉として用いられるようになったようです。
爆発的に物を売ることが難しい時代のせいか、「そこ?!」というニッチな着眼点を探して商売に結びつける、「着眼点勝負」の商売が増え続けている気がします。
好きな人だけが集まれば良い、というのが根底にあるので内向き志向ですけど、マニアックな視点で作られる専門店は好きなので応援したいです。
コンセプトカフェやコンセプト居酒屋もニッチですね。
古くはジャズ喫茶とか歌声喫茶というのもあったようですが、近年の流行の始まりはメイドカフェやら猫カフェでしょうかね。
日テレの「ぶらり途中下車の旅」でも時折マニアックなコンセプトを掲げた店が紹介されますが、記憶に新しいのは「理系バー」インキュベータ。
試験管に入ったワインを飲んだり、アルコールランプでエイヒレを炙って食べたりするようです。
個人的には行きたいと思いませんでしたが。(^_^;
また、コンセプト系の店ではありませんが、これも「ぶらり~」で紹介されていた、りんご飴専門店。
これもかなり衝撃でした。
ポムダムールトーキョーという新宿にあるお店です。
これは女の子と一緒じゃないと入れませんね。笑
「◯◯専門店」というのもダメもとで検索してみると意外とあったりするので面白い時代です。
2017年は、このブログでも紹介しましたが、長ネギ料理専門店「ネギッチンnegi negi」に行きました。
ネギ大好きなんですよね。
まさかないだろう、と思ってネギ料理専門店を検索したらあったという。
2018年もマニアックな趣味の店を開拓したいと思います。
ちなみに、ニッチェというコンビ名はニッチという語とはまったく無関係らしいです。
それから、「貸しおしぼり屋」という商売を考えた人も天才的にニッチな視点を持っていると思います。