磐田屋の最悪の一日と遠い環水平アーク


2016年10月01日[土]、舞台「磐田屋の最悪の一日と遠い環水平アーク」を観てきました。

%e7%a3%90%e7%94%b0%e5%b1%8b%e3%83%81%e3%83%a9%e3%82%b7

今回の会場は下北沢にある東演パラータという小さな芝居小屋。

もちろんマチソワでございます。
※待ち時間にソワソワすることではありません。笑

14:00開演だったのですが、正午過ぎに到着。

まずはラーメンでござるよ。

劇場とは反対側の出口から出て、「一龍」というラーメン屋へ。

10-01%e5%9c%9f-%e4%b8%80%e9%be%8d%e4%b8%8b%e5%8c%97%e6%b2%a2%e4%b8%ad%e8%8f%af%e3%81%9d%e3%81%b0

金色の油膜が表面を覆っていて独特の見た目です。

家系とはまた違うコッテリ感。

想像以上に美味しかったです!

満足して店を出て会場に向かいますが、めっちゃ迷子に。笑

住宅街に迷い込んでプチパニック。

やっべ、と思ってすぐにGoogleマップ先生をお呼び出しして何とか到着。

dsc_2047
dsc_2046

開場まで30分以上あったので芝居小屋の真向かいにあった「邪宗門」という喫茶店へ。

すっごい古い喫茶店でした。

奥の方にキレイでセクシーな真っ白いアンヨのお姉様がいたのですが、びびりな僕は離れた席へ。笑

そして頼んだアイス・ウインナコーヒー。

dsc_2049

あまーい!けどまいうー!

で、ほどよい時間に出て劇場内へ。

さて、今回のあらすじです。


【あらすじ】

「美肌の湯」がメディアに取り上げられてから大繁盛中の旅館・磐田屋。

この旅館を切り盛りするのは幼い頃に両親を交通事故で亡くした女将・峰岸早苗。

そんな磐田屋に、ある日珍客が大勢押し寄せてきて大騒ぎ!

…の中に生まれた小さな奇跡の物語。


【キャスト】

峰岸早苗…あだちあさみ(磐田屋の女将。良いことがあると必ず帳消しにする不幸も訪れる)

新沼小夜…千代反田美香(磐田屋の仲居。以前は女優を目指しており元村を凌ぐ才能があったとも)

大路美雪…中嶋こゆき(磐田屋の仲居。元伝説のクレーマー)

久古美咲…中太花梨(磐田屋の仲居。おとなしく優しい性格だが霊感が強く幽霊が見える)

里中彩香…伊藤千恵子(磐田屋の仲居。まだ幼く元気印)

沢井千登勢…小野瀬みらい(磐田屋の新人仲居。元カリスマクレーマー。美雪をアネゴと慕う)

城之内美鈴…白井萌花(流しの演歌歌手。極貧生活を送っており、全財産は27円)

元村千景…松原夏海(宿泊客。大スターの美人女優だがコンプレックスの塊で自信がない)

佐伯京子…鈴木優花(宿泊客。元村の付き人でまだ売れない女優)

臼井佳代…横井李奈(宿泊客。女優を志し、いつも『ハムレット』のセリフの練習をしている)

高田律子…木田晴香(宿泊客。隣町にある近江旅館からやってきたスパイ)

東山悦子…坪井未来(宿泊客。隣町にある近江旅館からやってきたスパイ)

臼井芳美…小田島渚(佳代の姉。家出した佳代を探しに来た。佳代に女優を諦めるよう説得する)

峰岸加代子…小田島渚(芳美に瓜二つで、早苗の死んだ母親の幽霊。ずっと早苗を見守っている)


大変面白かったです。

こういうセットにお金をかけない舞台、好きです。

かけられない事情もあるんでしょうけどね。

何にしても、あまりリアルなセットよりも抽象的なセットの方が観る方は想像力が働くので楽しいです。

今回、夏海ちゃんの役所は売れっ子女優。

キレッキレで、特定の人に食ってかかるんですが、鬼のような迫力は見事でした!

あまり笑いを仕掛けるような役ではありませんでしたが、夏海ちゃんが出てくるとピンと空気が張るのが凄かった。

唯一、笑いの芝居があったのはぶち切れてる時に仲居の里中に「シャツにサインを書いてください」とせがまれて、引き受けたものの怒りが収まっていないのでマジックでグリグリグリグリ。しまいには里中の顔にまで落書きする始末。「サ、サインに殺されるーーーーーー!」という里中の悲痛な叫び。笑

あだちあさみ演じる早苗はコンパのことをなぜか「コンパテーション」と呼ぶのがツボでした。笑

高田・東山のスパイコンビを撃退するのが、元クレーマーコンビの大路・沢井。

ここの絡みもめっちゃ面白かったです。

スパイだと知っているのでメチャクチャなサービスを提供します。

ウェルカム演歌、ハイタッチサービス、尿検査サービス、ホームレスサービス、夕食はお菓子、などなど。

あと、強引に歌を聴かせてチップをねだる演歌歌手・城之内美鈴。

「グァテマラ音頭」最高!

なんで物販でCD販売しないんだ!あったら迷わず買ったのに。

劇中、エルサルバトルの国境越えて~♪ と歌い始めるともうおかしくてたまらなかったです。笑

「グァテマラ音頭」しか歌わせてもらえないのですが、設定上は「しょうが焼きの見える丘」という歌もあるようです。爆

難点1つ。

早苗の母親の幽霊と、臼井芳美は一人二役なのですが、最初は幽霊の設定が分かりませんでした。

劇の途中で、幽霊だと分かって、「てことは?さっきのは?」ってなって、

マチソワの間が3時間くらいあったので、購入した台本を読んで、夜の観劇で完全理解。

1回しか観ない人にはハードル高いと思いました。

気になったのはそれくらいで、あとは面白かったです!

大事なことなのでもう一度だけ最後に言いますが、「グァテマラ音頭」CD化希望。

またはキボンヌ。

 

Posted in なっつみぃ | Leave a comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です