RPGの金字塔、ドラゴンクエストシリーズ。
僕自身はⅢとⅣとⅦしかやったことはありません。
装備をどんなに充実させても、画面上の絵は最初と全く変わらないんですよね。笑
公式ガイドブックに載っている、鳥山明先生が描き下ろした絵を見て想像を膨らませるのです。
テレビに映るのは擬似的なものとして受けとめ、その不完全な絵を見ながら頭の中で世界を作るのです。
ゲーム機もソフトも進化して、リアルな映像になってきていて、それはそれで凄いと思いつつ、あの頃のゲームの不完全さもよかったなあ、とも思ったりします。
それはさておき、ドラクエには「まどろみの剣」という武器が出てきます。
演技中の新体操のリボンのような形状のおかしな剣です。
もちろん、先述の通り、装備しても画面上では確認できません。
この剣で攻撃すると、敵はダメージを受けるとともに、たまに眠ってくれる効果があります。
こどものころ、これで「まどろむ=眠る」だと知りました。
それから、アニメの『うる星やつら』で、面堂終太郎がこんな和歌を朗詠するシーンがありました。
春の苑 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出で立つ乙女
〔=春の庭園に赤い桃の花が美しく咲き誇っている。日の光に照らされた桃の花は下を通る道までもほのかに赤く染め、その道には美しい少女がたたずんでいることよ。〕
大伴家持が詠んだ歌だ、とご丁寧に詠者まで紹介していました。
今思いつくのはこれだけですけど、意外とこういうことってあるんじゃないかなあ、と思う今日この頃。
つまり、知らず知らずのうちに、漫画とかアニメとかゲームとかテレビ番組とか、そういうものから得ている知識って意外とあるんじゃないかなあ、っていうことです。
というのは、真面目~~な子に限って、意外と物を知らなかったりすることが多いな、という気がするので。
もちろん、漫画・アニメ・ゲーム・テレビ番組からしか得られない知識ではないんですけどね。
親とか先生から教わることではなく、いつの間にか身についているべき知識ってあると思うんですけど、そういうのが欠如している子って、意外と真面目~~な子にけっこう多いような気がしたことから思ったことでした。