どうもどうも。更新が滞りがちですが元気です。
さて、若干まじめな話から入りたいと思います。
この仕事をしていると、授業後に質問のために並ぶ塾生がいます。
もちろん悪いことではありません。
並んでる間も無駄にするまいと単語帳を読んでいる塾生もいれば、
友達と談笑している塾生もいます。
「前者が良い」って言うと思いましたか?
個人的には別にどっちでも構わないと思います。
授業中、しっかり集中して授業を受けた後、友達と談笑するくらい別に構わないでしょう。
ただ、談笑しながらも先に並んでいる子がどんな質問をしているのかちょっと耳を傾けている子というのがいます。
「かくあるべし!」と思うのです。
ひょっとしたら自分と同じ質問かもしれない、それなら一緒に済ませちゃおうということになるし、
違う質問でも「言われてみれば」ということで新たに知識を得ることができるかもしれません。
「おいおい」と思うのは1人目の質問と2人目の質問が同じ時。
前の子が同じ質問をしているのを聞いていなかったの…?
同じことを喋るのが嫌だ、などとちゃいちい(小ちゃい)ことを言っているのではありません。
ただ、色んなところで学習の機会を逃しているのではないだろうか、と思われてならないのです。
日常には色んな所に学ぶ機会というのが転がっているはずです。
机に向かって教材と格闘している時だけが学習の機会ではないだろう、ということです。
もちろん、色んなタイプの子がいます。
質問をするのに緊張して周りが目に入らない、なんていう子もいるかもしれません。
それは仕方ないと思います。自分が言いたいのはそういう事情の子ではありません。
ついつい前置きが長くなりましたが、『枕草子』の話に移ります。
【原文】
陰陽師のもとなる小童こそいみじう物は知りたれ。
祓などしに出でたれば、祭文など読むを、人はなほこそ聞け、
ちうと立ち走りて「酒、水、いかけさせよ」とも言はぬに、
しありく様の、例知り、いささか主に物言はせぬこそうらやましけれ。
さらん者もがな。使はんとこそ、おぼゆれ。
「門前の小僧習わぬ経を読む」という諺があります。
それと似たような話でしょう。
陰陽師がいつもしていることをちゃんと見ていて、段取りなどをしっかりと理解しているのです。
あるいは教わっているのかもしれませんが、いずれにせよ、よくできた子だと清少納言も感心しています。
ただこの話の締め方として「素晴らしい子がいるものだと思いました」とかいうのではなく、
「そういう気の利く子を自分も使ってみたい!」というところが清少納言らしいというか何というか。
思ったことを素直に言ってしまう、清少納言のこういうところが好きですね。
前置きと若干の関連性があるものを選んだつもりですけど、どうでしょうか?
ちなみに、僕は使ってみたいというより使われたいです。ルンルン((´I `*))♪
誰に?とか聞かないでくださいね。(笑)
では最後に現代語訳を載せておきます。
【現代語訳】
陰陽師のところにいる小さい子はとっても物事を心得ているの。
祓なんかをしに出かけると、陰陽師が祭文を読むのを、他の人はただ聞いているのだけれど、
その子はさっと立ち回って、誰も「酒、水を注ぎかけなさい」とも言わないのに、
ちゃんとそれをして回るのは、作法をわきまえていて「ああしろこうしろ」と少しも主人に言わせないのが羨ましいのよ。
そういう子が私の所にもいればいいのに。使ってみたいわ。
追記)
今日(8/03)は闇の日です。
というのは冗談で、僕の2推しである増田有華ちゃん(YPP)の誕生日です。
20歳ですか。おめでとうございます!!! (≧∇≦)才メ〒゙ト♪
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