枕草子~お昼寝(´・ωゞ)~


【原文】
七月ばかりに、風いたう吹きて、雨などさわがしき日、
おほかたいと涼しければ、扇もうち忘れたるに、
汗の香すこしかかへたる綿衣の薄きを、いとよくひき着て昼寝したるこそをかしけれ。


【語釈】
◯「七月」読み:ふみづき/ふづき
昔は、一月~三月が春、四月~六月が夏、七月~九月が秋、十月~十二月が冬。ちなみに、当時は「宣明暦(せんみょうれき)」という暦を用いていた。

◯「綿衣」読み:わたぎぬ
綿の入った衣を言い、通常は冬服。薄手の物を上に羽織って寝ている、ということか。


【現代語訳】
七月ごろ、風がひどく吹いて、雨がザアザア降る日に、
おおよそ涼しいもののだから、扇なんかも忘れてちゃって、
汗のにおいが少し染みて残っている綿衣の薄いのを、ちょうど良い具合に羽織って昼寝している時は気分最高よね。


ということで。

昼寝のお話でございやす。

昼寝が嫌いな人というのはあまりいないように思います。

だから共感できる人も多いのではないでしょうか。

自分の場合、日曜は朝早くから(といっても8時起き)楽器の練習があって、

帰ってきて2時くらい、そこから1時間くらい昼寝、ということが多いです。

夜に寝るのは生理現象というか、生物として必要にせまられてのこと。

昼寝はどちらかといえば贅沢ですよね。

ただ、古文の世界で「昼寝の気持ちよさサイコー!」とか書いてること自体が意外じゃありません?

こういうところも『枕草子』の特異性というか、光るところですよね。

ちょっと分からないのは、汗のにおいの件。

女の人は、男の人ほど汗のにおいを嫌わないという噂も聞いたことがあるようなないような…。

にしても、羽織るものにちょっと汗のにおいがついているのがサイコー、ってのは・・・。

いまひとつピンときません。

でもまあ、おおざっぱに言えば昼寝サイコー!ってことです。

うん、今日はなっつみぃのことは書かないぜ!(←と言ってる時点で書いてるw)

てことで、昼寝してるなっつみぃの鼻をつまんでみたいです。

おしまい!

 

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