枕草子~降るものは~


昨日(2012/02/29)は横浜でも雪が降り積もりました。

寒かったですね。

朝起きてカーテンを開けると目に飛び込んでくるまさかの雪景色。

何歳になっても胸躍ります。

もちろん、横浜に住んでいるからなんでしょうけどね。


【現代語訳】
降るものといったら、雪ね。あと、あられ。
みぞれは好きじゃないけれど、白い雪にまじって降るのは面白いわ。
雪は、檜皮葺の屋根に降り積もるのがとってもステキ。
溶けて少し消えかかっているのが特にいいわ。
また、そんなにたくさんは降らないで、瓦と瓦の継ぎ目ごとに入って、
所々雪におおわれない部分が、黒くポコッと丸く見えているのがとっても面白いと思うの。
時雨、あられは板葺き屋根がいいわ。霜も板葺き屋根か、もしくは庭ね。


という『枕草子』の章段です。

本当は昨日書けばよかったですね。

ちょっとね、最近忙しいんですよ。言い訳Maybeですけど。

ほら、春期講習が近いじゃないですか。ってことで許してくらさい。

あと、昨日の雪景色も写真を撮っておけばよかったですね。

これは今書きながら思いました。

ちょっとブログの更新ペースが遅くなったのにあわせて、そういう勘が鈍っちゃいました。笑


【原文】
降るものは、雪。霰。
霙はにくけれど、白き雪のまじりて降る、をかし。
雪は、檜皮葺、いとめでたし。
すこし消えがたになりたるほど。
また、いとおほうも降らぬが、瓦の目ごとに入りて、黒うまろに見えたる、いとをかし。
時雨、霰は板屋。霜も板屋、庭。

 

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Posted in 古文

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