母の桜が散った夜/閨房のアライグマ


夏海ちゃんが出演する舞台を観てきました。

『母の桜が散った夜』と『閨房のアライグマ』の2本立て。

夏海ちゃんの役柄は「朱麗華」という中国人。

チャイナドレスを着るのですが、なぜかミニ。

おいおい、チャイナドレスは裾が長いから燃えるんじゃないか!!!
ゴ━━━━(`ε´♯)━━━━ルァ!!

さておき、めちゃくちゃぶっ飛んだ役柄で、分かりやすいキャラクターでした。

古典的な(?)日本語がおかしい中国人キャラ、というやつで。

 

「おケツ貸してくさい」=「トイレ貸してください」

「タワシこいつ腹がふくれます!」=「わたし、こいつに腹が立ちます!」

「お股痛いです」=「頭痛いです」

 

ディテールは違うかも知れませんがこんな感じの愉快なキャラです。笑

夏海ちゃん、こういうぶっ飛んだキャラと相性が良いみたい。

麗華が出てくるシーンは基本的に爆笑。

それでいて感動的なセリフも言ったりするんです。

 

主なキャスティングを書き出してみます。

●母の桜が散った夜

光代・・・瑛蓮(作次郎の母。水商売をして女手一つで作次郎を育てるが若くして死去)

作次郎・・・中原和宏(水商売をする母光代を生前軽蔑していたことを後悔している)

花子・・・川上奈々美(作次郎の妻。大酒飲み)

桜子・・・阿井りんな(作次郎の長女。主役。夫に浮気され、しかも夫の連れ子=愛美を育てることに)

緑子・・・平嶋夏海(作次郎の次女。妊娠している。姉・桜子と敵対関係にある)

利夫・・・柴田明良(作次郎の長男。仕事が長く続かないダメ男。朱麗華のヒモ)

忠利・・・芦川誠(作次郎の従兄弟。詐欺師まがいのことを生業としている厄介者)

朱麗華・・・松原夏海(中国から来たぶっ飛び女。利夫の恋人)

住職・・・ナカムラアツシ(生臭坊主)

国広・・・那波隆史(ヤミ金融の借金取り。忠利につきまとう)

 

作次郎の母=光代の37回忌というのが物語の舞台。

ここに家族が集まってきて大騒動が起きます。

「母の桜」の母とはこの光代のことです。

かなりギスギスした家族模様で見ていてハラハラしました。

特に桜子と緑子のバトルが僕にはどぎつかったですね。

 

●閨房のアライグマ

作次郎・・・中原和宏/石田政博(死亡。話をでたらめに膨らませて語るのが得意)

花子・・・川上奈々美(古い映画館のお掃除おばさんとして働いている時に作次郎と出会い結婚)

桜子・・・阿井りんな(作次郎の長女。主役。霊となった父と交信する)

緑子・・・平嶋夏海(交通事故で恋人と身ごもっていた赤ん坊が死亡)

利夫・・・柴田明良(花子の連れ子で、作次郎の義理の息子。妄想の中ではヤクザ)

忠利・・・芦川誠(作次郎の従兄弟。自称芸能プロデューサー。妄想の中では映画監督になりすました詐欺師)

朱麗華・・・松原夏海(中国から来たぶっ飛び女。妄想の中では風俗嬢として働く女優志望のおかしな女)

愛美・・・長澤佑香(桜子の離婚した夫の浮気相手の子。桜子に対して露骨に反抗する)

国広・・・那波隆史(借金取りは廃業して葬儀屋。妄想の中でヤクザ)

ドクター・・・ナカムラアツシ(妄想の中にしか出てこない。麗華の主治医。精神科医)

 

こちらは『母の桜が散った夜』から7年後で、死んでしまった作次郎の葬儀が物語の舞台。

作次郎の遺体が焼けるまでの短い時間、桜子は死んだ父・作次郎の霊と会話が出来ます。

作次郎および桜子の妄想と回想がこの物語。

作次郎と妻花子のなれそめやら何やらが嘘も交えて語られ、再現される。

どこまでが嘘でどこからが本当なのか、非常に曖昧で難しい。

利夫は連れ子なのか、作次郎の実の子なのか、僕の中では謎。

朱麗華とドクターが繰り広げる漫才は会場大爆笑。

麗華はいきなりマイケル・ジャクソンのお面をかぶって出てきたり、もうメチャクチャ。

もともとおかしな日本語を使うおかしなキャラが、妄想話の中で更におかしさが倍増してとんでもないことに。

 

というわけで、話の本筋とはあまり関係ない朱麗華役の松原夏海ちゃんでしたが、素晴らしかったです!

そして終演後のお見送り時に天使の微笑みでバイバイしてくれた夏海ちゃんはとても美しくかわいかったです。

 

頑張った夏海ちゃんに、千秋楽終演後出待ちしてプレゼントを渡してきました。

今回は誕生日やクリスマスのプレゼントではないのでデコではありません。

①モーツァルト(チョコレート・リキュール)

→この2本立て公演の稽古と本番、さらにGWの『女の子物語』の稽古で疲れているであろう夏海ちゃんに、その疲れを癒してもらおうという趣旨です。

②モーツァルト:交響曲第40番&41番のCD

→①のリキュール名にちなんで。モーツァルトは普段聴かない自分ですが、ブリュッヘンをチョイスするあたり、素晴らしいなと自画自賛しています。笑

③ラヴェル:ピアノ作品集のCD

→『閨房のアライグマ』の劇中BGMでラヴェルの《亡き王女のためのパヴァーヌ》が流れます。劇中でもピアノ版だったのでオケ版ではなくピアノ版をチョイス。ピアニストはヴィニツカヤ。

 

出待ち待機して張っていたのと違うところから出てきたのでダッシュして追いかけました。笑

50メートルくらい追いかけて、「はいこれ、プレゼント」と渡すと、

「ありがとー!」とにっこり受け取ってくれました。

でも急いでいたようで、中身の説明も出来ませんでしたし、握手もしそびれてしまいました。笑

これまでとガラっと趣向の変わったプレゼントなのでどう思ったかな?

まあ、CDに関しては無関心で放置されても仕方あるまいと思っている次第です。(^^;;

ラヴェルの方だけでも気に入ってくれると嬉しいですがね。

 




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Posted in なっつみぃ

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