白楽天:涼夜有懐


肌寒い季節となりました。

今年は、夏から秋にかけての冷え込みが徐々にではなくて一気でしたね。

今日は晴天で、日中は秋晴れの過ごしやすい天気でしたが、夜は寒いです。

こんな時候にあわせて珍しく漢詩を。


【原文と訓読】

清風吹枕席[清風、枕席に吹き]

白露溼衣裳[白露、衣裳を溼ほす]

好是相親夜[好し是相親しむの夜]

漏遅天気涼[漏遅くして天気涼し]


【訳】

清らかで涼しい風が寝床に吹いてきて、

夜露が着ている服をしっとりと湿らす。

友と親交を深めるにはぴったりの夜だ。

水時計によると夜も遅いけれど、それにしても涼しいなあ。


訳はまあこんなところでしょう。

平安王朝で、日本の貴族に愛好された白楽天。

楊貴妃を歌った「長恨歌」が『源氏物語』にも影響を与えているのは広く知られています。

そんな白楽天の、手元にあった詩集の一番目に記されていたのがこの詩でした。

季節もぴったりでちょうどよかった。笑

 

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